Googleビジネスプロフィールでは、店舗名や説明文だけでなく、どのカテゴリを設定するかが非常に重要です。
Googleは、設定したカテゴリがローカル検索での表示に影響すると案内しています。一方で、検索されたいキーワードを片っ端からカテゴリとして追加すればよいわけではありません。
基本は、
- 主カテゴリ:その店舗が「何のお店なのか」を最も正確に表すもの
- 追加カテゴリ:実際に提供している主要な別業種を補足するもの
- 商品・サービス:具体的なメニューや施術内容を登録する場所
という役割分担で考えると整理しやすくなります。
主カテゴリは「一番検索される言葉」ではなく「何のお店か」で選ぶ
Googleは、主カテゴリについてビジネスを最もよく表すカテゴリを選ぶよう案内しています。
たとえば、店舗で複数のサービスを提供していても、
「検索需要が大きそうだから」 「競合がこのカテゴリを入れているから」 「関連しそうなので全部追加しておこう」
という理由だけで主カテゴリを選ぶのはおすすめできません。
判断するときは、次の順番で考えてください。
- お客様から見て、この店舗は何のお店として認識されているか
- 看板・公式サイト・SNSなどで、何を主な事業として案内しているか
- 実際に中心となっているサービスは何か
- Googleが用意しているカテゴリの中で、最も具体的なものはどれか
Google公式でも、一般的なカテゴリより、実態に合う具体的なカテゴリを選ぶことが推奨されています。
たとえば「サロン」という広い表現より、実際の業態を表す具体的なカテゴリが用意されている場合は、そちらを優先します。
複数サービスを提供する店舗ではどう考える?
美容系店舗のように、
- ネイル
- まつげ
- エステ
- 脱毛
- ホワイトニング
など、複数のサービスを同じ店舗で提供しているケースがあります。
この場合も、すべてを同じ重要度でカテゴリに入れるのではなく、まず店舗全体の中心となる業態を主カテゴリにします。
そのうえで、別の業態として十分に独立して提供しているサービスがあれば、追加カテゴリとして設定します。
たとえば、もともとネイルを中心に運営しており、現在もネイル目的の来店が中心であれば、ネイルに該当するカテゴリを主カテゴリにする考え方があります。
一方で、現在は複数の美容サービスを同程度に提供し、店舗全体のブランドや公式サイトでも総合的な美容サロンとして案内しているのであれば、現在の実態に最も近いカテゴリを改めて検討する必要があります。
重要なのは、昔の業態ではなく、現在のお客様から見た店舗の実態に合わせることです。
追加カテゴリは「提供メニュー一覧」ではない
Googleは、カテゴリを商品やサービスの一覧として使うことを推奨していません。
追加カテゴリは、
「この店舗は○○でもある」
と言える業態を補足するために使います。
たとえば、
- 主カテゴリ:店舗の中心となる業種
- 追加カテゴリ:実際に独立したサービスとして提供している別業種
という使い方です。
反対に、
- 駐車場がある
- 特定の商品を販売している
- 特定の施術メニューがある
といった「店舗が持っているもの」までカテゴリとして登録する必要はありません。
Google公式の考え方では、
「この店舗は○○である」
と説明できるものをカテゴリとして選び、
「この店舗には○○がある」
という内容は、サービス・商品・属性など別の項目で表現します。
カテゴリと「サービス」は分けて考える
カテゴリ選びでよくある失敗が、細かいメニューまでカテゴリだけで表現しようとすることです。
たとえば美容サロンなら、
「ネイル」 「まつげパーマ」 「フェイシャル」 「脱毛」
など、実際の施術内容をお客様へ伝える必要があります。
ただし、これらすべてをカテゴリで表現する必要はありません。
Googleビジネスプロフィールには「サービス」を登録する機能があり、提供している施術・メニューについて、名称だけでなく価格や説明を登録できる場合があります。
そのため、
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| 店舗名 | 実際に使用している店舗・ブランドの名称 |
| 主カテゴリ | 店舗全体を最もよく表す業種 |
| 追加カテゴリ | その他の主要な業種 |
| サービス | 実際に提供している具体的な施術・サービス |
| ビジネス説明 | 店舗の特徴、考え方、提供内容の概要 |
という形で使い分けるのがおすすめです。
店舗名に業種キーワードを追加して解決しない
「店舗名だけでは何のお店か分かりにくい」という問題があると、
「店名の後ろに『ネイル・脱毛・エステ』と追加した方が検索にも強いのでは?」
と考えたくなることがあります。
しかし、Googleビジネスプロフィールの店舗名は、基本的に実際に使われている店舗名を正確に登録する項目です。
検索対策だけを目的に、
- 地域名
- 業種名
- サービス名
- キャッチコピー
などを実際の店舗名に存在しない形で追加するのは避けてください。
店舗名で無理に説明するのではなく、
- カテゴリ
- サービス
- ビジネス説明
- 写真
- 投稿
- ウェブサイト
を使って、「何のお店か」「何ができるか」をGoogleとお客様の両方へ伝える方が安全です。
店舗名の変更については、店舗名変更・移転・口コミ引き継ぎの注意点も参照してください。
主カテゴリを決める5つのチェックポイント
迷ったときは、候補となるカテゴリごとに以下を確認します。
1. 実際の主力事業と一致しているか
検索順位だけを目的に、実態と異なるカテゴリを選ばないようにします。
2. より具体的なカテゴリがないか
Googleでは、広いカテゴリより具体的なカテゴリが存在する場合があります。
候補を入力し、利用可能なカテゴリを確認してください。
3. 看板・サイト・SNSと説明が矛盾していないか
Googleビジネスプロフィールでは「ネイルサロン」、公式サイトでは「不動産会社」のように、外部情報と大きく矛盾している状態は避けます。
表現を完全に同じにする必要はありませんが、「何の事業をしている店舗か」は一貫していることが重要です。
4. 追加カテゴリを増やしすぎていないか
提供しているサービスすべてをカテゴリとして登録するのではなく、店舗全体を説明するために必要なカテゴリへ絞ります。
5. カテゴリ以外で説明すべき情報ではないか
施術メニュー、設備、特徴などは、サービス・属性・説明文など別の項目で表現できることがあります。
カテゴリ変更時の注意点
カテゴリは後から変更できます。
Googleビジネスプロフィールで、
- ビジネスプロフィールを開く
- 「プロフィールを編集」を選ぶ
- 「ビジネス カテゴリ」を編集する
- 主カテゴリを選択する
- 必要な場合のみ追加カテゴリを設定する
- 保存する
という流れで変更できます。
ただし、Google公式では、カテゴリの追加・変更後にビジネスの再確認を求められる場合があると案内されています。
「順位が上がるか試したい」という理由で短期間に何度もカテゴリを変更するのではなく、実態を整理したうえで設定するのがよいでしょう。
また、カテゴリによって利用できるGoogleビジネスプロフィールの機能が変わる場合があります。
たとえば、業種によって予約、メニュー、サービスなど関連機能の表示が異なることがあります。
カテゴリ変更後は、プロフィール全体を確認してください。
設定後に確認したいこと
カテゴリを設定したら、それだけで終わりではありません。
次の項目も一緒に確認します。
- 店舗名が実際の名称と一致している
- 住所・営業時間・電話番号が正しい
- 具体的なサービスが登録されている
- 予約リンクやウェブサイトが正しい
- 写真から店舗の業態が分かる
- ビジネス説明と実際のサービスが一致している
- 古い事業内容が残っていない
Googleビジネスプロフィール全体の確認項目は、Googleビジネスプロフィールの初期設定・見直しチェックリストにまとめています。
まとめ
Googleビジネスプロフィールのカテゴリは、検索されたいキーワードを登録する場所ではありません。
まず、
「この店舗は何のお店なのか」
を一つ決め、それに最も合う具体的なカテゴリを主カテゴリにします。
そのうえで、実際に提供している主要な別業種だけを追加カテゴリとして補足します。
複数サービスを扱う店舗では、店舗名にサービス名を詰め込むのではなく、
店舗名 → 実際のブランド名
カテゴリ → 店舗の業種
サービス → 具体的なメニュー
と役割を分けると、Googleにもお客様にも分かりやすいプロフィールになります。
