祝日だけ時間が変わるなら「特別営業時間」を使う
祝日やイベントの日だけ短縮営業にする場合は、Googleビジネスプロフィールの「特別営業時間」で日付ごとに登録します。毎週の営業予定を変更する必要はありません。祝日に通常どおり営業する場合も、その日の時間を確認して登録することをGoogleは推奨しています。Google公式の特別営業時間ヘルプ
店舗側の目標は、来店前のお客様が「その店舗は、その日に、何時まで利用できるか」を判断できる状態にすることです。特に複数店舗では、本部が告知を出していても、一部店舗の営業時間欄だけが古いままになることがあります。登録作業と公開表示の確認を分けて管理しましょう。
この記事は、2026年10月2日に確認したGoogle公式ヘルプに基づく一般店舗向けのガイドです。Googleの管理画面での操作実測や反映時間の検証結果ではありません。以下の店舗例・管理表は説明用の架空例で、実在店舗の実績ではありません。
通常営業時間・特別営業時間・臨時休業の違い
| 状況 | 確認する設定 | 店舗での判断例 |
|---|---|---|
| 毎週の閉店時間や定休日を恒常的に変える | 通常の営業時間 | 今後は毎週火曜を定休日にする |
| 祝日や特定の日だけ営業時間が違う | 特別営業時間 | ある祝日だけ18時で閉店する |
| 数日だけ店を休む | 特別営業時間の日付ごとの休業 | 社内研修のため2日間休む |
| 長期・期間未定・季節休業 | 臨時休業マークの公式案内を確認 | 改装のため1か月休む |
| 店内営業とテイクアウトの受付時間が違う | 営業時間の詳細 | 店は21時まで、持ち帰り受付は18時まで |
通常の営業時間は週単位の営業予定です。昼休みのある店では、営業する時間帯を分けて登録します。一方、宅配・テイクアウトなどのサービス別の時間は「営業時間の詳細」で扱います。設定できる項目を実際のプロフィールで確認し、店舗全体の開閉店とサービスの受付時間を混同しないようにします。通常の営業時間の編集、営業時間の詳細の設定
連続7日間休む場合の注意:確認時点の公式ヘルプには記載差があります。「特別営業時間」のページは最長6日間の休業を対象とし、7日間以上は臨時休業と案内しています。一方、「閉業マーク」のページは7日間以下を特別営業時間、8日間以上を臨時休業と案内しています。ちょうど7日間の場合は一律に判断せず、操作時の最新ヘルプを確認し、判断できなければGoogleのサポートに問い合わせてください。特別営業時間の案内、臨時休業の案内
設定前に店舗ごとの営業予定を確定する
まず、対象日・店舗・実際の開店時刻と閉店時刻を店舗責任者に確認します。「全店短縮営業」という連絡だけでは、商業施設に入る店舗や予約営業の店舗の例外を拾えません。
たとえば本部が「12月31日は短縮営業」と決めた場合でも、駅前店は10〜17時、商業施設内の店は施設に合わせて10〜18時、郊外店は終日休業ということがあります。店名だけでなく住所や店舗コードも合わせて、更新対象を特定してください。
確認する情報は次の5つです。
- 対象の年・月・日。昨年の予定をそのまま転記しない
- 終日休業か、時間を変えて営業するか
- 昼休みなど、途中で営業しない時間帯があるか
- ラストオーダー・最終受付と閉店時刻に違いがあるか
- 対象日の翌日から通常営業に戻るか、別の予定が続くか
ラストオーダーが閉店30分前なら、その条件は店舗ホームページなどでも明記しておきます。お客様が利用できる時間とスタッフの勤務終了時刻を取り違えないことが大切です。
Googleで特別営業時間を設定する手順
対象のプロフィールを管理できるGoogleアカウントで操作します。Googleの案内では、特別営業時間を表示するために、営業時間の設定が「決まった営業時間で営業している」になっている必要があります。営業時間不定の店舗に、表示のためだけの架空の時間を登録しないでください。設定条件と操作手順
- 対象店舗のビジネスプロフィールを開き、店舗名と住所を照合します。
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を開きます。
- 「特別営業時間」の編集を選び、対象日を指定します。候補にない日付は「日付を追加」から入力します。
- 営業する日は開始・終了時刻を入力し、終日休む日は「休業」にします。途中に休憩がある日は、営業する時間帯を分けて追加します。
- 日付・休業の選択・時間帯を読み返して保存します。
- 保存内容を開き直し、その後Google検索・Googleマップのお客様向け表示も確認します。
入力前の確認例
架空のカフェが、通常10〜20時、対象日のみ10〜14時と16〜18時に営業する場合、対象日の予定は「10〜14時」「16〜18時」の2つです。「10〜18時」だけでは、14〜16時も利用できるように受け取られます。次の日も休むなら、次の日についても予定を確認します。
日付をまたぐ営業では、開始日・終了日や翌日の営業予定を別途確認してください。Googleには翌日の昼を過ぎるケースの入力例があります。深夜営業を昼間営業の例に当てはめず、公式の「閉店時間が翌日になる場合」を確認して入力しましょう。
多店舗では「保存済み」と「表示確認済み」を分ける
以下は、担当者間の引き継ぎに使う管理表の例です。Googleの必須項目ではなく、更新漏れを減らすための運用案です。1店舗・1日につき1行にすると、対象期間中の確認漏れを探しやすくなります。
| 店舗・対象日(架空例) | 確定した予定 | Googleへの保存 | 公開表示の確認 | 他の案内先 |
|---|---|---|---|---|
| 駅前店・12月31日 | 10〜17時 | 完了 | 未確認 | HP更新済み |
| 施設内店・12月31日 | 10〜18時 | 未着手 | 未確認 | 施設案内と照合済み |
| 郊外店・12月31日 | 終日休業 | 完了 | 確認済み | 予約枠を確認済み |
実務では、この表に年、店舗コード、入力担当、確認担当、確認日時を加えます。「本部から依頼した」「店舗から返事が来た」だけで完了にせず、最後の表示確認まで担当を決めてください。
運用の順番は、次のようにすると整理できます。
- 予定を集める:本部が対象日を提示し、店舗が例外と確定予定を返す。
- 登録する:担当者が店舗を照合して保存し、未着手・保留の店舗を残す。
- 表示を確かめる:別の担当者が確認できれば、店舗取り違えや時刻の転記ミスも点検する。
- 案内を合わせる:ホームページ、予約サイト、店頭掲示、必要なLINEのお知らせを同じ予定にそろえる。
- 変更時に追跡する:予定変更が出た店舗だけ、登録と表示確認をやり直す。
一括アップロード用のスプレッドシートを利用している担当者は、更新対象外の列にも注意が必要です。Googleは、見出しだけの空列を含めると既存情報が削除されると警告しています。特別営業時間だけを追加する場合の列構成を公式のスプレッドシート手順で確認し、作業前のファイルも保存してください。普段使っていない場合は、まず店舗ごとの編集で確認する運用でも構いません。
設定できない・表示が違うときの確認順
| 困りごと | 最初に確認すること | 次の対応 |
|---|---|---|
| 特別営業時間が見当たらない | 対象店舗と管理アカウント、通常の営業時間の設定 | 「決まった営業時間で営業している」の条件を確認。解決しなければ公式ヘルプへ |
| 保存したのに公開表示が変わらない | 編集内容が保留・不承認になっていないか | ステータスを確認して対応し、反映済みと案内しない |
| 休憩時間も営業中に見える | 1つの長い時間帯だけを入力していないか | 営業する時間帯を分けて確認 |
| 別店舗の時間が変わっている | 店舗名・住所・対象日 | 正しい店舗の予定と照合し、誤入力した店舗も修正 |
| Googleと予約サイトの案内が違う | 各媒体で誰がいつ更新したか | 管理表の確定予定を基準に、各媒体を個別に確認 |
Googleによる編集の審査が入ることがあり、保存がそのまま即時の公開反映を意味するわけではありません。公式ヘルプでは承認済み・保留中・不承認の状態を案内しています。急な休業で反映が確認できないときは、ホームページや店頭など、店舗側で更新できる案内も整えます。審査完了時刻は保証せず、不承認の場合は公式に案内されている再審査の対象か確認してください。編集内容の反映とステータス
営業日前の最終チェック
- 店舗責任者が対象日・時間・休業を確認した
- 毎週の予定と特定の日の予定を区別して入力した
- 休憩時間や日付またぎの営業を確認した
- 保存だけでなく、お客様向けの表示を確認した
- ホームページ・予約サイト・店頭案内と食い違っていない
- 未反映の店舗と、次に確認する担当者を記録した
営業時間を整える作業は、来店前の判断に必要な情報を正確に届けるためのものです。設定だけで検索順位や来店数が保証されるわけではありません。まずは次の祝日や休業予定を1つ選び、店舗ごとの確定予定と表示を照合するところから始めてください。
