新店舗のGoogleビジネスプロフィールは、開店してから慌てて作る必要はありません。Google公式ヘルプでは、開業日を1年先まで入力でき、開業日を設定してオーナー確認を終えると、90日前からプロフィールが表示されると案内されています。
ただし、90日前になれば自動で情報が完成するわけではありません。店舗名・住所・開業日を確定し、既存プロフィールの有無、オーナー確認、公開表示を順に確かめます。
最初に1店舗で「既存プロフィールの確認 → 開業日の設定 → オーナー確認 → 利用者側の表示確認」まで終え、その記録を次の店舗へ使いましょう。
この記事は2026年10月27日(日本時間)に確認したGoogle公式資料に基づきます。日本はビジネスプロフィールの対応国に含まれ、開業日ヘルプには地域・業種別の除外は示されていません。一方、オーナー確認の方法は業種、公開情報、地域、営業時間などによってGoogleが決めるため、特定の方法や完了時刻は選べません。
開業日を設定すると、いつ何が表示されるか
Googleの開業日ヘルプから、開店前後の主な区切りを整理すると次のようになります。
- 開業日は1年先まで入力でき、入力に必要なのは年と月です。日まで決まっていれば日付もそろえます。
- 開業日を入力し、ビジネスのオーナー確認を終えると、開業日の90日前からGoogleにプロフィールが表示されるようになります。
- 開業前の90日間は、投稿、写真、ビジネスの説明で開店準備を案内できます。
- 正式な開業前は、利用者が情報の修正を提案したり、口コミや写真を投稿したりできません。
- 開業すると「最近開店したお店」のタグが90日間表示されます。
ここでいう90日は、検索順位や集客成果が上がるまでの期間ではありません。Google上で開店予定の店舗情報を案内できる期間です。プロフィールが見えることと、すべての検索で表示されることも分けて考えます。
設定前に4つの事実を確定する
開業日の入力より先に、次の4項目を店舗責任者と本部でそろえます。
- 実際に使う店舗名:看板、公式サイト、店頭資料で使う名称
- 顧客を迎える住所:建物名・階・区画まで含む正確な所在地
- 確定した開業日:工事や許認可の見込みだけで公開日を決めない
- 管理するGoogleアカウント:開店後も店舗または本部が引き継げるアカウント
Googleビジネスプロフィールを利用できるのは、営業時間中に顧客と直接対面する店舗や、顧客先へ出向くサービスなど、公式の対象条件を満たすビジネスです。オンラインだけの事業や、店舗として営業しない賃貸物件などは対象外です。開店前でも、将来営業する実在のビジネスとして正確な情報を準備します。
住所がまだ確定していない、看板・設備を含む営業実態を示せない、開業日が工事次第で大きく変わる、といった段階では、公開を急がず確定項目と保留項目を分けてください。
まずGoogle上に同じ店舗がないか探す
新しくプロフィールを作る前に、Google検索とGoogleマップで店舗名・住所を検索します。工事前のテナント情報、施設側が登録した場所、以前の担当者が作ったプロフィールが見つかることがあります。
- 同じ店舗の未確認プロフィールがある:新規作成ではなく、そのプロフィールの申請を進める
- 別のオーナーが確認済み:正当な管理者としてオーナー権限をリクエストする
- 同じ住所の別店舗がある:店舗名、区画、カテゴリ、看板を照合し、別事業か確認する
- 既存プロフィールがない:公式の追加画面から新しいプロフィールを作る
Google公式の追加・申請手順も、既存プロフィールの有無によって追加と申請を分けています。重複を作ると、どちらを管理すべきか分かりにくくなります。既存の重複が見つかった場合は、重複プロフィールの確認ガイドを先に確認してください。
開業日を設定する手順
対象店舗の管理権限があるGoogleアカウントで操作します。画面の文言は端末や提供状況で変わることがあるため、対象店舗の名前と住所を毎回照合してください。
ステップ1: 対象のビジネスプロフィールを開く
Google検索またはGoogleマップで管理対象を表示し、店舗名と住所を開店台帳と見比べます。
ステップ2: 「プロフィールを編集」から開業日を開く
開業日の編集欄を選び、確定済みの年・月・日を入力します。少なくとも年と月が必要です。
ステップ3: 入力内容を保存する
保存した日、入力した開業日、担当者を台帳へ記録します。店舗側にも同じ日付を確認してもらいます。
ステップ4: オーナー確認を進める
プロフィールに表示された方法で確認します。確認方法はGoogleが自動で決めるため、表示されていない方法を前提に予定を組みません。
ステップ5: 利用者側の表示を確認する
90日前の期間に入ったら、Google検索とGoogleマップで店舗名・住所・開店予定の表示を確認します。
オーナー確認の公式ヘルプでは、電話・SMS、メール、動画など複数の方法が案内されています。ただし、利用できる方法はプロフィールごとに異なり、複数の確認を求められる場合もあります。動画が表示された店舗は、動画確認の準備ガイドで撮影対象と個人情報への配慮を確認できます。
90日前から整える情報は、確定したものだけにする
開業前に使える投稿・写真・説明は、開店を待つお客様の判断に役立ちます。次の順で、確定した情報から追加します。
店舗の説明
何を提供する店舗か、誰が利用できるか、どの地域で営業するかを簡潔に書きます。未確定の価格、許認可前のサービス、まだ用意できない設備は確定事項として掲載しません。説明文の項目分けはビジネスプロフィールの説明文ガイドで確認できます。
開店準備の写真
外観、入口、看板、店内など、現時点の店舗を正確に表す写真を使います。完成予想図や生成画像を実際の完成写真として載せず、工事中の写真なら撮影時点が分かる説明にします。作業員、近隣の車両、書類、モニターなどに個人情報が写っていないかも確認してください。
最新情報の投稿
開業日、予約受付の開始、採用情報など、読者の次の行動が決まる内容に絞ります。Google公式ヘルプは開店日の割引やクーポンの投稿例も挙げていますが、実際に提供する条件、期間、対象を店舗側で確定してから公開します。
多店舗では「日付」より進捗を1店舗1行で管理する
複数の新店がある場合、開業日だけの一覧では準備の詰まりが見えません。次の項目を1店舗1行で記録します。
- 店舗コード、店舗名、住所
- 開業日と、その日付を確定した担当者
- Google上の既存プロフィール確認日
- 新規作成・申請・権限リクエストのどれを選んだか
- オーナー確認の状態と次の担当者
- 90日前の開始日
- Google検索・マップでの表示確認日
- 公式サイト、予約ページ、店頭告知との日付一致
複数店舗を管理し、Googleの一括アップロード用スプレッドシートを利用する場合は、店舗ごとに開業日を設定できます。公式仕様では YYYY-MM-DD または YYYY-MM の形式を使い、各拠点はそれぞれの開業日を持てます。ここでいうスプレッドシート更新と、同じビジネスの有効なプロフィール10件以上を主な対象とする一括オーナー確認は別の操作です。一括更新に慣れていない場合は、最初の1店舗を個別画面で確認してから広げましょう。多店舗の一括管理手順もあわせて確認できます。
開店日が変わった・表示されないときの確認順
開業日が延期になった
確定した新しい日付へ更新し、プロフィールの投稿、公式サイト、予約ページ、SNS、施設案内も同じ日へそろえます。Googleだけを直して完了にせず、お客様が見る案内先を一覧にしてください。
90日前なのにプロフィールが見つからない
まず、開業日が保存されているか、オーナー確認が完了しているか、検索している店舗名・住所が一致しているかを確認します。90日前という条件は、すべての検索語での表示や即時反映を保証するものではありません。
オーナー確認が進まない
利用できる確認方法はGoogleが決めます。別店舗で使えた方法が今回も出るとは限りません。プロフィールに表示された方法、店舗情報、証拠として示す看板・設備・書類の一致を確認し、解決しない場合は公式サポートを利用します。
開業済みなのに開店前表示が残る
保存した開業日と現在日を確認し、利用者側のGoogle検索・マップも開きます。店舗情報が別プロフィールに分かれていないか、別住所・旧名称を見ていないかも照合してください。
今日やること
- 開店予定の1店舗について、店舗名・住所・開業日を確定した
- Google検索とGoogleマップで既存プロフィールを探した
- 開店後も管理するGoogleアカウントを決めた
- オーナー確認の担当者と、確認できない場合の引き継ぎ先を決めた
- 90日前から公開する説明・写真・投稿を、確定情報だけで整理した
- 保存と公開表示の確認を別々に記録する欄を作った
公式資料確認日:2026年10月27日(日本時間)。本稿は公開されているGoogle公式手順の整理で、個別店舗の審査完了時刻、検索表示、順位、来店数を保証するものではありません。

