Googleマップからお客様を案内するときは、店舗の情報を読む「ウェブサイト」と、空き枠を選んで手続きを進める「予約リンク」を分けて整えましょう。多店舗の場合は、リンクを開いた先でも対象店舗が合っていることが重要です。
特に、Googleの予約リンク欄へLINEの友だち追加・メッセージ用URLを入れる運用は避けてください。Googleのローカルビジネスリンクでは、指定した行動を完了できるページが求められ、メッセージリンクや短縮URLなどは使用できません。Googleのビジネスリンクに関するポリシー
この記事では、Googleビジネスプロフィールを直接編集する方法と、店舗ホームページ・LINE側の案内を点検する方法を説明します。トビレビの契約の有無にかかわらず使えるガイドです。
公式資料の確認日:2026年10月6日。操作手順は公式ヘルプに基づきます。認証済み店舗アカウントでの実操作や反映時間の測定は行っていません。予約・注文の項目は業種や国・地域などによって利用できない場合があり、Google検索・マップ・端末によって表示も異なります。
今日やること:1店舗の2本のリンクを開く
まず1店舗だけ選び、Googleプロフィールの「ウェブサイト」と「予約」をスマートフォンで開いてください。それぞれ、対象店舗の名前・住所と、予約を完了できるページかを確認します。違う店舗や総合トップが開いた場合は、現在のURLと修正先を控えてから設定を変更します。
この確認を先に行うと、「どの欄を直すか」と「どのページへ案内するか」を分けて判断できます。複数店舗は、1店舗で手順を確かめてから同じ点検表で横展開します。
最初に決める:どの欄から、どのページへ案内するか
以下の使い分けは、公式の条件を踏まえた運用例です。
| 入口 | リンク先の考え方 | 開いた先で確かめること |
|---|---|---|
| GBPのウェブサイト | その店舗の公式ホームページ、または公式サイト内の店舗詳細 | 店舗名・住所・連絡先が対象店と一致している |
| GBPの予約リンク | その店舗の予約手続きを進められるページ | 店舗とサービスを確認して予約を完了できる |
| 店舗ホームページの「予約する」 | その店舗で利用する予約ページ | 別店舗や総合トップへ戻されない |
| LINEリッチメニューの「店舗情報」 | 店舗ホームページ | 営業案内・アクセスなどを読める |
| LINEリッチメニューの「予約する」 | 案内している店舗の予約ページ | ボタンの説明と実際の移動先が合っている |
Googleは、ウェブサイトや電話番号について、個々の拠点につながる情報を指定するよう案内しています。予約などのアクションリンクには、複数拠点の総合ページや別店舗のページではなく、対象拠点の専用ページが必要です。ビジネス情報のガイドライン、ビジネスリンクの条件
たとえば「駅前店」と「南口店」がある架空の店舗を考えます。駅前店のGoogleプロフィールから会社概要に進み、店舗一覧でもう一度店を選ぶ構成では、お客様が迷う余地が残ります。ウェブサイトには駅前店の情報ページ、予約には駅前店を対象とする予約ページを用意すると、案内先を点検しやすくなります。店舗ごとに別ドメインを取得するという意味ではありません。同じ公式サイト内で店舗ページを分ける方法でも整理できます。
設定前に確認すること
- 対象店舗を管理できるGoogleアカウントでログインする。
- 店舗名だけで判断せず、住所も照合して対象のプロフィールを開く。
- オーナー確認の状態を確認する。予約などのビジネスリンク追加にはオーナー確認が必要です。
- 登録予定のURLを別のブラウザ画面で開き、店舗名とページの内容を確認する。
- 現在のURLと変更予定のURLを控える。多店舗では店舗ごとに記録する。
Googleの編集機能を使うには、そのプロフィールに紐づくアカウントへのログインが必要です。未確認プロフィールでも一部情報を編集できる場合がありますが、編集できたこととGoogle上の公開反映は別です。プロフィールの編集方法、編集内容の反映
ホームページ制作会社や予約サービスからURLを受け取った場合は、編集画面・プレビュー・期限付き共有用ではなく、お客様に公開するURLかを確認してください。閲覧用パスワードや管理者ログインを求められるページを、そのまま店舗案内に使わないようにします。
Googleのウェブサイトを追加・変更する手順
Google検索から操作する場合は、対象店舗のビジネスプロフィールを開き、「プロフィールを編集」を選びます。ウェブサイトの項目でURLを入力・変更し、「保存」を選択します。
Googleマップアプリでは、「ビジネス」から対象店舗を開き、「プロフィールを編集」へ進みます。項目の配置が異なる場合は、現在の公式ヘルプと画面を照合してください。
URLは https:// または http:// を含む完全な形式で入力します。ドメイン名だけの転記や、前後の空白がないかも点検しましょう。公式ヘルプはGooglebotからサイトにアクセスできることなども確認事項に挙げています。Google公式の編集手順とウェブサイトの入力条件
ビジネスの説明欄にURLを書いて代用する方法は使えません。Googleの説明欄ではリンクが禁止されています。リンクは適切な専用項目に設定します。ビジネスの説明に関するガイドライン
予約リンクを追加し、優先するリンクを選ぶ手順
予約を受け付ける実態があり、対象プロフィールに予約の項目が表示される場合に操作します。
- Google検索で対象プロフィールを開き、「予約」を選ぶ。Googleマップでは「プロフィールを編集」から該当する取引の種類を選ぶ。
- 「リンクを追加」を選ぶ。登録済みリンクがある場合は「別のリンクを追加」を選ぶ。
- 対象店舗の予約用URLを入力し、「保存」を選ぶ。
- 複数のリンクがあり、優先リンクを設定できる場合は「優先リンクを設定」から希望のリンクを選び、保存する。
優先リンクは「ビジネス優先」として上部に表示するための指定です。予約サービスの契約変更や、ほかのリンクの削除を行う操作とは区別してください。ローカルビジネスリンクの追加・優先リンク設定
Googleの公式ヘルプでは、ローカルビジネスリンクはBusiness Profile APIやスプレッドシートのアップロードから追加できないと案内されています。この記事では、Google検索・マップからプロフィールを直接編集する手順だけを扱います。
予約欄がないときは、表示させるためだけに実態と異なる業種へ変更しないでください。利用できるリンクは業種や国・地域で異なります。自店で利用できる項目を公式ヘルプで確認し、店舗ホームページ上の予約案内も整えます。ビジネスリンクの利用条件
LINEへの案内は、予約リンクとは分けて設計する
「相談はLINE、予約確定は予約サイト」という店舗なら、ホームページ上でもその違いを伝えます。次は架空の文例です。
ご予約は「空き状況・予約」からお手続きください。メニューについてのご相談はLINEでも受け付けています。LINEでのご相談だけでは予約は確定しません。
LINEリッチメニューは外部サイトへ案内する入口に使えます。Web版LINE Official Account Managerの「トークルーム管理」→「リッチメニュー」で、該当領域のアクションをURLに設定します。店舗情報ボタンなら店舗ページ、予約ボタンなら予約ページを指定し、内容を表すアクションラベルを入力します。表示期間と保存状態も確認してください。LINE公式リッチメニューマニュアル
URLを開くアクションと、キーワードを送信するアクションは別です。ボタンの表示が「予約」でも、押したときに文字を送るだけなら予約ページへ直接は進みません。お客様が次に何をするのかまでテストします。外部ツールが設定したメニューはLINE Official Account Managerの一覧に表示されない場合があるため、そのツールの担当者にも確認しましょう。スマートフォン版LINEでの確認が必要です。PC版LINEではリッチメニューが表示されません。LINE公式の機能・表示上の注意
保存後は「表示」と「移動先」を別々に点検する
保存完了だけで作業終了にせず、次の順で確認します。これは店舗内で使う点検手順の提案です。
- 管理画面で、保存した値と編集ステータスを確認する。
- お客様が見るGoogle検索・マップのプロフィールで、ウェブサイトや予約の入口を確認する。
- 実際にリンクを押し、最終的に開いたページの店舗名・住所・予約対象を確認する。
- スマートフォンで、店舗情報から予約画面まで進めるか確認する。
- 店舗ホームページやLINEにも古いURLが残っていないか点検する。
予約確認のために実際の空き枠を押さえる必要はありません。まず予約確定前までを確認し、確定後まで試す必要があるときは、予約サービスのテスト方法と店舗内の運用に従ってください。
Googleでは編集が審査されることがあり、「承認済み」「保留中」「不承認」の状態があります。保存直後の即時表示を前提にせず、保留中は状態を記録して確認を続けます。不承認の場合はURLとガイドラインを確認し、公式に案内されている再審査の対象かを確かめます。編集ステータスの公式説明
リンクが出ない・開けないときの切り分け
| 起きていること | 最初に確認すること | 次の対応 |
|---|---|---|
| URLを保存できない | 空白・全角文字の混入、プロトコルの重複、オーナー確認 | 正しい公開URLを転記し、エラー文を確認する |
| 予約リンクが追加できない | 同じURL・ドメインが登録済みか、提供事業者のリンクがあるか | 既存リンクを調べる。追加を繰り返す前に編集・管理できる対象を確認する |
| 保存したのにGoogle上で変わらない | 編集ステータス、対象店舗・アカウントの取り違え | 保留・不承認を区別し、該当する公式手順へ進む |
| クリックすると別店舗が出る | コピー元の店舗、予約ページ側の店舗指定 | 対象店のURLへ修正し、Googleと予約ページの双方で確認する |
| 管理者には見えるが一般閲覧できない | 管理画面や限定公開用のURLでないか | 制作・予約サービス担当者に公開URLを確認する |
| 以前あったリンクが消えた | ページ削除、アクセス制限、リンク条件への適合 | サイト管理者に到達性とクローラーからのアクセスを確認してもらう |
形式エラー・重複・クロール不能などの条件は、Googleのビジネスリンクポリシーを確認してください。閲覧できない原因がアクセス制御にある場合も、セキュリティ設定を一律に解除せず、制作会社やサービス提供者に対象ページの確認を依頼します。
自分で追加していない予約リンクは、サードパーティ提供者などに由来する可能性があります。対象の予約プロバイダについては、Google検索の「予約」、またはGoogleマップの「プロフィールを編集」→「予約」にある「プロバイダを削除」から削除を依頼する手順が案内されています。自分で入力したURLの修正とは別に扱い、削除依頼先と対応状況を残します。サードパーティのリンクを削除する
多店舗で使うリンク点検表
下記は管理表の項目例です。店舗ごとに1行を設け、URL変更時や担当者交代時に更新してください。予約サービスを変更した日は、GoogleだけでなくホームページとLINEも同じ表で点検すると漏れを見つけやすくなります。
| 記録する項目 | 記入・確認する内容 |
|---|---|
| 対象店舗 | 店舗名、住所、対象Googleプロフィール |
| ウェブサイト | 現在のURL、変更予定URL、対象店のページか |
| 予約リンク | 現在のURL、変更予定URL、予約対象店、優先リンク |
| 店舗HP・LINE | 予約ボタンの移動先、LINEメニューの管理元 |
| 保存の確認 | 変更担当者、変更日、Google側の編集状態 |
| 公開表示の確認 | 確認者、確認日、スマホで開いた最終ページ |
| 未完了の対応 | エラー内容、依頼先、次に確認する日 |
共通のLINEアカウントで複数店舗を案内する場合も、どの店舗の予約か分かるボタン名や案内文にします。店舗を選ぶ工程があるなら、それを利用者に明示してください。一方、各店舗のGBP予約リンクは、対象拠点の専用ページへつなぎます。
よくある質問
店舗ホームページがあれば、予約リンクはなくてもよいですか?
まずホームページ上で予約方法が分かる状態にしましょう。Google側で予約リンクが利用でき、条件を満たす予約ページがあるなら、プロフィールから直接予約へ進む入口も用意できます。リンク数を増やすこと自体を目的にせず、実際に使える案内先を選びます。
URLを変えるだけで検索順位や予約数は上がりますか?
この記事の手順は、誤った案内先や行き止まりを減らすためのものです。順位・予約数の向上を保証するものではありません。変更日と点検結果を残し、サイトの閲覧や予約実績をそれぞれ確認してください。リンクのクリックと予約完了は同じ出来事ではありません。
ホームページのURLを変更したら、GoogleやLINEも自動で変わりますか?
自動更新される前提で進めず、登録先ごとに確認してください。制作サービスの公開完了、GoogleのURL編集、LINEのメニュー設定は、別々の確認項目として管理すると取りこぼしを防ぎやすくなります。
