日本のLINE公式アカウントでは、2026年10月1日に追加メッセージ料金が改定されました。 スタンダードプランで無料メッセージ通数を超えて配信する店舗は、10月以降の予算と追加メッセージの上限目安を確認しましょう。
追加メッセージは、月20万通までの部分が1通3円、それを超えた部分が1通2.5円です。いずれも税別で、20万通にはプランの無料メッセージ通数を含めません。全配信数をそのまま3円で掛けたり、20万通を超えたら全通数を2.5円で計算したりしないことがポイントです。
出典:10月1日の改定実施のお知らせ、事前告知の料金例と適用条件
この記事の公式情報確認日は2026年10月2日(UTC)です。日本向けのLINE公式アカウント料金を扱い、トビレビなど外部サービスの料金改定を案内するものではありません。
発表日と適用日、対象を整理する
最初の予告は2026年2月16日、改定日の明記は3月31日です。その後の更新を経て、10月1日の公式告知で実施済みと案内されています。記事の日付である10月3日が料金の適用開始日ではありません。今回の告知は日本のみが対象で、段階的な提供開始としての案内ではありません。
事前告知では、同じ通数の上限目安を設定していても、改定後の金額が高くなる可能性があると説明されています。以前の予算表が残っている場合は、通数だけでなく単価も更新する必要があります。
自分の店舗が対象か確認する
公式料金表では、従量課金の追加メッセージを送れるのはスタンダードプランです。
| LINE公式アカウントのプラン | 月額固定費(税別) | 月の無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーション | 0円 | 200通 | 利用不可 |
| ライト | 5,000円 | 5,000通 | 利用不可 |
| スタンダード | 15,000円 | 30,000通 | 従量課金で利用可能 |
ライトプランで5,000通を使い切っても、今回の追加単価でそのまま送れるわけではありません。追加配信の可否は、単価とは別にプランで決まります。
追加料金の計算例
以下は、スタンダードプランを1か月利用し、オプションや外部サービス利用料を含めない仮の試算です。請求額の確約ではありません。
まず、その月の課金カウント対象の配信通数から、無料の30,000通を差し引きます。残りが0以下なら追加料金は0円です。追加通数をAとすると、改定後の追加料金は次のように計算できます。
- Aが200,000通以下:A × 3円
- Aが200,000通を超える:200,000通 × 3円 +(A − 200,000通)× 2.5円
| 月の課金カウント対象通数 | 無料枠を除いた追加通数 | 追加料金(税別) | 月額固定費を含む合計(税別) |
|---|---|---|---|
| 30,000通 | 0通 | 0円 | 15,000円 |
| 40,000通 | 10,000通 | 30,000円 | 45,000円 |
| 230,000通 | 200,000通 | 600,000円 | 615,000円 |
| 240,000通 | 210,000通 | 625,000円 | 640,000円 |
たとえば最後の行では、追加210,000通のうち200,000通が3円、残り10,000通が2.5円です。この試算は公式の単価・無料枠に基づく独自計算で、税や別途契約したサービスの費用は含みません。
単価の根拠:改定実施のお知らせ。無料枠・月額固定費の根拠:公式料金表
配信回数と吹き出し数を混同しない
LINE公式アカウントの通数は、基本的に「配信した回数 × 送った友だち数」で数えます。1回に最大3吹き出しを送れます。たとえば、1,000人に1回、3吹き出しをまとめて送る仮例では1,000通です。
一方、すべてのやり取りが通数に入るわけではありません。LINEチャット、応答メッセージ、あいさつメッセージは対象外と案内されています。Messaging APIではPushなどはカウント対象、Replyは対象外です。外部ツールからの送信は、「自動送信かどうか」だけで無料と判断せず、使う送信方法を確認してください。
配信前に管理画面で確認する手順
次は公式マニュアルに基づくWeb版の確認手順です。認証済みアカウントでの実操作による検証ではありません。「利用と請求」を操作できる管理者権限が必要です。
- LINE Official Account Managerで対象の公式アカウントを選び、「設定」→「利用と請求」を開く。
- 「月額プラン」で現在のプランを確認する。
- 「ダッシュボード」でメッセージの利用状況を確認する。
- スタンダードプランで必要があれば「上限を変更」から追加メッセージの上限目安を見直す。予定通数と予算を計算してから変更する。
- 変更内容と担当者を記録し、次の配信前に反映状況を再確認する。
上限を変更できない場合は、操作権限と設定可能な制限値を確認してください。公式マニュアルでは、上限の反映に数時間かかる場合があるとされています。直前の変更を前提に配信を組まず、余裕を持って確認しましょう。
上限目安は、厳密な予算停止を保証する設定ではない
公式料金ページでは、配信方法によって上限を超えることがあり、上限目安を0にしていても利用状況によって追加料金が発生する場合があると案内しています。複数配信を同時に走らせる運用では、設定額だけで費用を管理したつもりにならず、予定配信と実績の両方を確認してください。
大規模配信では、今回の告知に追加通数の上限変更も含まれています。承認後の最大値は359万通とされ、それを超える設定は認定セールスパートナーへの相談が案内されています。無料メッセージ通数はこの数字に含まれません。既存の大きな上限をそのまま使えると判断せず、公式告知と管理画面を確認してください。
出典:追加メッセージの上限変更
多店舗本部でそろえておきたい予算表
以下は運用案です。店舗ごとにLINE公式アカウントが分かれている場合は、まずアカウントごとの試算を作ってから、本部の予算表に集約すると確認しやすくなります。
- 対象アカウントと現在のプラン
- 今月の課金カウント対象通数と、残りの配信予定
- 一斉配信・ステップ配信・外部ツール経由など、同じアカウントを使う配信の予定
- 無料枠を引いた追加通数、新単価での追加料金、固定費
- 上限目安、変更担当者、確認日
たとえば、「本部からのお知らせ」と「店長による週末配信」を別々に予算化すると、同じアカウントの利用を見落とすおそれがあります。両方の予定を一つの表に集め、送信直前にも利用状況を確かめる運用をおすすめします。必要な案内を優先し、対象者と配信頻度を見直したうえで、費用と店舗での反応を振り返りましょう。
