LINE公式アカウントの新しい「投稿」機能は、画像・動画・テキストを組み合わせて情報を発信する機能です。2026年9月16日から一部の認証済アカウントに順次提供され、すべてのアカウントへの提供は10月21日から予定されています。2026年10月6日時点では、管理画面に「投稿」がまだ表示されないアカウントがあっても、ただちに不具合とは限りません。
一方、LINE VOOMは9月30日に提供を終了しました。VOOMの過去投稿は新機能へ自動移行されないため、以前の投稿を残したい店舗は、必要な素材と文面を確認し、新しい「投稿」機能で作り直す準備が必要です。
この記事は、LINEヤフーの日本語公式告知とマニュアルを2026年10月6日(日本時間)に確認した実用ガイドです。発表日、実施日、今後の予定を分けて記載しています。画面での実操作結果ではなく、提供日や仕様は変更される場合があります。
まず確認したい4つの日付
| 日付 | 何が変わったか | 店舗での判断 |
|---|---|---|
| 2026年7月30日 | 新しい「投稿」機能の告知を開始 | この日は全アカウントへの提供日ではない |
| 2026年9月16日 | 一部の認証済アカウントへ順次提供を開始 | 対象でも同日に必ず表示されるとは限らない |
| 2026年9月30日 | LINE VOOMの提供終了 | VOOMへの新規投稿を前提にしない |
| 2026年10月21日(予定) | すべてのアカウントへの提供開始、ビジネスプロフィールのリニューアル | 順次反映で、日程・仕様が変わる可能性も見込む |
公式告知では、認証済アカウントでも一部は10月21日から利用可能になると案内されています。そのため、10月6日時点で「投稿」メニューがない場合に、アカウントを作り直したり、別アカウントで同じ店舗を重複登録したりする必要はありません。まず対象アカウントと権限を確認し、予定日以降の反映を待ちましょう。
出典:「投稿」機能の提供開始について、ビジネスプロフィール リニューアルのお知らせ
「投稿」とメッセージ配信は役割を分ける
新しい「投稿」は、LINEアプリの「ホーム」タブと、リニューアル後のLINE公式アカウントのビジネスプロフィールが主な表示先です。ただし、ホームタブには必ず表示されるわけではなく、LINEヤフーの基準に従って表示されます。作成した投稿の掲載まで時間がかかる場合もあります。
店舗運用では、次のように目的を分けると判断しやすくなります。
| 手段 | 主な役割 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 投稿 | ユーザーがホームやプロフィールで見つける情報 | 新メニュー、季節商品の写真、店内の紹介 |
| メッセージ配信 | 友だちに直接届けたい案内 | 予約開始、営業変更、来店前の重要なお知らせ |
| ビジネスプロフィールの基本情報 | 店舗を判断するための継続的な情報 | 住所、営業時間、電話番号、Webサイト |
「投稿を作れば、友だち全員へメッセージとして届く」「ホームタブに必ず表示される」とは考えないでください。また、投稿の作成がメッセージ通数や料金にどう影響するかは、今回確認した投稿マニュアルだけでは断定できません。料金を判断するときは、LINE Official Account Managerの利用状況と最新の公式料金案内を別に確認します。
利用できるかを確認する手順
- Web版のLINE Official Account Managerで、対象の公式アカウントを選ぶ。
- 「ホーム」に「投稿」が表示されているか確認する。
- 初めて利用する場合は、管理者権限を持つ担当者が利用規約を確認して同意する。
- 「新規投稿を作成」が表示されたら、まず下書きで短いテスト原稿を作る。
- 公開前に、アカウント名、投稿内容、公開日時が正しいか別の担当者も確認する。
公式マニュアルでは、初回利用の手続きができるのは管理者権限のユーザーのみです。店舗スタッフに作成を任せる場合も、最初の規約同意を誰が行うか決めておきましょう。パスワードの共有ではなく、公式の権限設定を使って担当者を管理します。
「投稿」が表示されないときは、次を順に確認します。
- 別の公式アカウントを開いていないか
- 初回手続きをする担当者に管理者権限があるか
- そのアカウントが段階提供の対象になっているか
- 10月21日の予定日や公式告知に変更がないか
10月21日以降も表示されない場合は、ブラウザを更新し、別の管理者でも対象アカウントを確認したうえで、公式マニュアル・告知の更新やLINEヤフーのサポートを確認してください。提供前に画面を出すための非公式な操作は行いません。
投稿を作成する基本手順
公式マニュアルで案内されている投稿タイプは3つです。
- メディア投稿:画像または動画とテキストを組み合わせる
- ショート動画投稿:縦型動画を中心に見せる
- テキスト投稿:文章だけで伝える
作成画面では、投稿タイプを選び、素材と文章を設定し、「すぐに公開」または「予約投稿」を選びます。最初の運用では、いきなり公開せず、下書き保存して次の点を確認しましょう。
- 1行目だけで、誰向けの何の案内か分かるか。
- 日付、曜日、価格、対象店舗、予約条件に矛盾がないか。
- 画像の中央が切り抜かれても、商品名や人物の顔が欠けないか。
- 詳細ページへ誘導する場合、リンク先がスマートフォンで開けるか。
- 期間限定の情報なら、終了後に非公開にする担当者と確認日を決めたか。
店舗向けの投稿例
以下は機能の効果を保証する事例ではなく、運用を考えるための架空例です。
10月限定の秋メニューを始めました。提供は10月31日までです。販売状況により終了が早まる場合があります。詳しい内容とアレルギー情報は店舗ページでご確認ください。
写真には商品全体が分かる画像を使い、本文では期間、対象店舗、注意事項を補います。画像だけに価格や終了日を入れると、切り抜きや小さな画面で読めないことがあるため、重要情報は本文にも記載します。
公開後に編集できない前提で確認する
公式マニュアルでは、内容を編集できるのは「下書き」の投稿だけです。公開済み、予約済み、非公開の投稿は、後から内容を変更できません。 誤字や日付間違いに気づいた場合は、公開中の誤った投稿を非公開または削除し、正しい内容で作り直す必要があります。
予約投稿を直したい場合は、まず予約を解除し、元の投稿をそのまま編集できるかを決めつけず、画面の状態を確認します。編集できない状態なら、新しい投稿を作成してください。古い投稿と新しい投稿が同時に見えないよう、公開状態も確認します。
また、プラットフォーム側の判断で公開停止になった投稿はユーザーに表示されず、予約日時になっても自動公開されません。予約したことだけをもって掲載完了とせず、公開後に管理画面の状態と実際の表示を確認しましょう。
出典:「投稿」公式マニュアル
生成AIを使った素材は設定を見落とさない
公式マニュアルでは、生成AIで作成したコンテンツを含む場合、作成画面で「AIで生成したコンテンツ」の設定を有効にする必要があると案内されています。メディア投稿やショート動画投稿でこの項目が表示されたら、該当する素材に合わせて設定してください。
テキスト投稿などで同じ項目が見当たらない場合は、推測で別の設定を代用せず、最新の画面、利用規約、公式マニュアルを確認します。AIで案を作った場合も、日付、価格、在庫、店舗名、写真の権利を人が確認してから公開します。AIが生成した架空の店内写真や、実際には提供していないメニューを実物として掲載してはいけません。
LINE VOOMから引き継がれないものを整理する
LINE VOOMは2026年9月30日に提供を終了しました。9月16日には、LINE公式アカウントの管理画面から次の連携が段階的に廃止されています。
- メッセージ配信時の「LINE VOOMに投稿」設定
- 管理画面のLINE VOOM分析メニュー
- ビジネスプロフィールの「最近の投稿」へのVOOM投稿表示
- ビジネスプロフィールのVOOMフォロワー数表示と、VOOMへ移動する「投稿」ボタン
新しい「投稿」機能には、過去のVOOM投稿を移行する機能がありません。残したい投稿がある場合は、利用可能な期間中にLINE VOOM Studioで必要な内容を確認し、権利を持つ画像・動画と元原稿を店舗側で整理したうえで、新機能から改めて投稿します。「一定期間」の終了日は公式告知に明記されていないため、後回しにしない方が安全です。
すべてを再投稿する必要はありません。現在も正確で、今後見る人に役立つものを選びます。
- 現在も販売している定番商品・サービス
- 初来店前に知ってほしい店舗の特徴
- 最新の予約方法や利用手順
- 使用許諾を確認できる写真・動画
終了済みキャンペーン、古い営業時間、退職したスタッフ、許諾を確認できない人物写真は、そのまま再投稿しないでください。
出典:LINE VOOM提供終了に伴う影響、「投稿」機能の提供開始について
10月21日のビジネスプロフィール変更も別に確認する
新しい投稿は、リニューアル後のLINE公式アカウントのビジネスプロフィールにも掲載できる予定です。ただし、リニューアルは10月21日から順次反映される予定で、日程や仕様が変わる可能性があります。10月6日時点で、プロフィールへの表示を完了済みの機能として扱ってはいけません。
同じリニューアルでは、基本情報の管理方法や一部パーツの引き継ぎも変わります。特に、保存だけして公開していない基本情報と、以前の「最近の投稿」にある画像・動画は、引き継がれず削除されると案内されています。必要な情報や、自社で権利を確認できる画像・動画は、リニューアル前に手元へ控えておきましょう。投稿機能の準備とあわせて、住所、営業時間、電話番号、Webサイトなどの公開情報も確認してください。
多店舗本部は「使える店舗」と「移行状況」を分けて管理する
段階提供中は、同じブランドでも店舗ごとに利用可否が異なる可能性があります。本部では、次の項目をアカウント単位で記録すると、未対応と不具合を混同しにくくなります。
| 確認項目 | 記録例 |
|---|---|
| LINE公式アカウント名・ID | ○○新宿店/確認済みID |
| 認証状態 | 認証済み/未認証 |
| 「投稿」メニュー | あり/なし/確認日 |
| 初回規約同意 | 担当者名ではなく社内の役割と実施日 |
| VOOM素材の確認 | 再利用可/権利確認中/不要 |
| 初回投稿 | 下書き/承認済み/公開後確認済み |
| プロフィール表示 | 未提供/反映待ち/表示確認済み |
本部が共通原稿を配る場合も、価格、在庫、営業時間、予約方法は店舗ごとに確認します。公開操作を誰が行い、誤りがあったとき誰が非公開にするかも決めてください。全店で同日に利用できると仮定せず、利用可能になった店舗から小さく確認する方が安全です。
公開前チェックリスト
- 対象アカウントと権限を確認した
- 機能の提供状況と公式告知の更新日を確認した
- VOOMの過去投稿から、残す内容だけを選んだ
- 写真・動画・文章の利用権を確認した
- 日付、曜日、価格、対象店舗、リンク先を確認した
- 生成AIを使ったコンテンツの設定と内容を確認した
- 下書きを別担当者が確認した
- 公開後の表示確認日と、終了後に非公開にする担当を決めた
新機能は、使えるようになった日よりも、古い情報を移さず、公開後まで確認できる運用を作ることが重要です。LINEの「投稿」、友だちへのメッセージ配信、Googleビジネスプロフィールの投稿、店舗ホームページは別の掲載先です。ひとつを更新すれば全部に反映されると考えず、必要な情報をそれぞれ確認しましょう。
トビレビのLINEリピート機能に関する操作は、LINE公式アカウントとの連携を参照してください。本記事で扱う新しい「投稿」はLINE Official Account Manager側の機能であり、トビレビからの投稿対応を案内するものではありません。
